2025/10/03 野の虫・野の鳥

#デーニッツハエトリ #ササキリ #ホソヘリカメムシ(5齢幼虫) #クロホソスジハマダラミバエ #エナガ

デーニッツハエトリ

季節にもよるが、ワタシ的にネコハエトリの次にフツウに見かけるデーニッツハエトリ。

まぎらわしいハエトリがいるので、ネコハエトリは頻繁に出会うたびワタシはいつもアタフタするけれど、デーニッツハエトリはほぼ迷うことなく、その名を呼ぶことができる。

クモは眼を複数(8個~6個)持っているが、あまり視力が良くなかったり、中には視力がない(ゼロ)の種類もいる。
ハエトリグモも複数(8個)の眼を持ち、4つの眼が前を向いている。前を向いている眼のうち2つは大きめで、大きな眼の両脇に少し小さめの眼が並んでいる。
ハエトリグモの中でも、デーニッツハエトリの眼はパッチリとキレイな上、視力も優秀らしい。

もっとも、前を向いた眼以外の4個の眼は頭胸部の背面に付いているが、視力はあまりよろしくない(ほとんどモノの形は見えないと言う説もある)のでデーニッツハエトリに限らず、側面や後ろでモノの動きを察知すると、必ず振り返るようにして前向きの大きな眼で確かめる。
この動作がなんともカワイいので、イイ歳をしながら、デーニッツハエトリの上後方などで手を振るワタシがいる。

ササキリ

派手な色合いの幼虫から、見違えるようなフツウのバッタ色(緑色。ただし複眼の左右から前羽にかけての上半分は黒色)に変身した成虫がお食事中。

結局、何を食べていたのかよくわからないままだったが、少なくとも何かの死骸だったような気がします。

少し前にはササキリの幼虫がアリを食べていたので、雑食性のササキリなら何を食べていてもおかしくないかも・・・。

ホソヘリカメムシ(5齢幼虫)

ホソヘリカメムシの5齢幼虫。本当はアリの姿によく似た若齢幼虫を探しているのだが、今年もまた見つけられませんでした。
今回の5齢幼虫も、思いのほか動きが早く、視線があったかなと思った途端、彼?は葉の裏へソロソロと隠れてしまう。

ホソヘリカメムシの幼虫は気配に超敏感な上、動きは早め。手強い相手です。

クロホソスジハマダラミバエ

翅を広げて小刻みに振るクロホソスジハマダラミバエ。さすがに羽音は聞こえないけれど、耳をすませば羽音が聞こえてきそう!?

クロホソスジハマダラミバエの眼は緑色。動画と静止画で眼の色が違って写っているが、緑色の眼が正解です。光の屈折率の違いから、ストロボを使うと被写体によっては自然光撮影とは異なる結果になってしまう場合があるのです。

エナガ

久しぶりのエナガ登場。
まだヤマガラやシジュウカラほど見かけていませんが、これからが楽しみです。

それにしても、駆け足でやってきた秋の森はこれまでの秋と比べ、異様な静けさ。
やかましく騒ぎ立てているのは久しぶりに帰って来たカケスだけのようです。

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