#ノコギリクワガタ #ゴマダラカミキリ #ササキリ(幼虫) #ベッコウハゴロモ(幼虫) #ノミバッタ
ノコギリクワガタ
この夏はコウチュウの当たり年ではないかと思うほど、大小様々なコウチュウが樹液に群がっている光景を何度かみた。

それにしても、夏休みの子どもたちに人気のカブトムシを群の中にみないと思ったら、この夏は夜明け直後から森を歩きまわって採取している親子がやけに多かったのだそうだ。
カブトムシはいないが、カナブンに混じって木々を渡り歩くクワガタの姿がヤケに目立つ。


今の子どもたちは、リッパなアゴを持つクワガタはお呼びじゃないのだろうか?

ジイサンの目には、ノビノビ悠然と幹を闊歩するクワガタの姿ばかりが目に映る2025年夏。
ゴマダラカミキリ
ゴマダラカミキリはコウチュウの仲間ですが、カブトムシやクワガタほど好感は持たれていない。
確かに、アップでみた面構えはウサン臭い。
以前ワタシも、庭に植えていたバラの木にあけられた小さな穴からゴマダラカミキリが顔を出したのを”目撃”したときはびっくり仰天でした。

ゴマダラカミキリは”好感を持たれていない”どころか悪者扱いされている。幼虫は木の中を食べながら進んでトンネル状に穴をあけるので「鉄砲虫」と呼ばれているし、髪の毛や細い枝なども切ることができるあの大きく強力そうなアゴは、見るからにヤバそう。
ゴマダラカミキリを捕まえ「キューキュー」とか「ギーギー」鳴かせて遊んでいる場合ではない。

この日は、これまでになく一気に数匹のゴマダラカミキリに遭遇したが、ワタシの姿を見るとそそくさと飛んで行ってしまった。
彼らから見ればワタシの方がウサン臭く、怪しげな姿だったのだろうか?

ササキリ(幼虫)
季節柄ひんぱんにササキリの幼虫を見かけるが、幼虫は神経質でそそくさと葉の陰などに隠れてしまうため、思うように写真を撮れない。
それにしても成虫のササキリとはまったく異なる配色の幼虫を見ていると、この幼虫のオレンジ色がじょじょに暗赤色に変化し、あのキリギリス色(黄緑色)になることがとても不思議に思えてくる。


動画をご覧になり、気づかれましたか?ササキリの幼虫が美味しそうに食べているのは”アリ”のようです。
ササキリは雑食性なので、成虫が動物性タンパク質を摂取することは知っていましたが、幼虫がモロに”アリ”を食するのは初見。
ふと、冬に食べ物が尽きたキリギリスがアリに助けを求めたとき、アリは冬支度を怠ったキリギリスを冷たく突き放すお話を思い出しました。これはキリギリスの逆襲・・・?
ベッコウハゴロモ(幼虫)
ベッコウハゴロモに限らず、ハゴロモの仲間の移動手段は”ジャンプ”です。成虫になれば翅での移動もできますが、”ジャンプ”での移動も健在。
ウソか誠か、ジャンプしそのまま飛行に移行するハゴロモがいるという話を聞いたが、この話の真偽を確かめる術は今のところありません。

ハゴロモの幼虫の仲間はロウ物質の毛がお尻から出ていて、この毛が”羽衣”に見えることから『○○ハゴロモ』と名付けられたようです。
天女のように、幼虫のジャンプはこの”羽衣”が大きな役割を果たしているようです。つまり”羽衣”が大きいほどジャンプ力が強いのではと、ワタシは考えたのですが、今回アップした動画ではどちらもジャンプの後、所在不明となっているため確認できていない。
“羽衣”が多い少ないは、ジャンプ力とは関係ないのかなぁ!?
ノミバッタ
徒歩圏内や庭でよく見かけるノミバッタ。メカニック感あふれるタフそうな外見のバッタです。

先日なんとかノミバッタを捕まえることができたので、100均スタジオでの撮影を試みました。


ずば抜けた跳躍力を持っていることは、これまでイヤと言うほど体験していましたので、暑さの中部屋を締め切り、ほぼ1コマ撮るたび脱走を企てるノミバッタを何度も100均スタジオへ連れ戻し、落ちつかせては撮影する作業を繰り返しました。


今回の撮影ほど体力を消耗した経験はありません。
動画の撮影も試みましたが、途中でワタシの方が気持ちも体力もギブアップとなりました。


