2025/08/22 野の虫

#クジャクチョウ #ゴイシシジミ #キタテハ #サトクダマキモドキ(幼虫) #イチモンジチョウ #アズマヒキガエル

クジャクチョウ

森の駐車場。車を降りると足元から黒いチョウが飛び上がって車の前の方に飛んだ。ソッと回り込むとクジャクチョウが翅を開閉しながら止まっている。思いがけないクジャクチョウとの出会いです。

クジャクチョウは警戒心が強く、すばしこく、なかなか思うような撮影ポジションに来てくれない。
別に意地悪をしているのではないのだろうが、駐車場内をアッチへ行ったりコッチに来たりと飛びまわり、ワタシを振ります。

ようやく駐車場脇の葉に止まったが、なんとも味気ない。
動画を撮り始めたが、ピンを固定していなかったため、翅を開いたとたんものの見事にアウトフォーカス。

投稿にあたり、むりぐり(無理やり)動画と静止画をつないだ。こんなハズではなかったのだけれど・・・。

ゴイシシジミ

クマザサが両脇を被う細い道。「クマ出没警報」が発令されている中、あまり人気の無い道は歩きたくはないが今日も虫探し。
ゴイシシジミがクマザサの裏に隠れるように回ったので、のぞき込むとそこにはアブラムシの群れ。
ゴイシシジミは産卵をし、その後アブラムシの分泌する蜜を吸っているようでした。
アブラムシの周りにゴイシシジミの丸い卵が数個確認できます。やがて卵から孵化したゴイシシジミの幼虫は、周りのアブラムシを食べて成長します。

ゴイシシジミの幼虫はすべての蝶の中で、唯一、完全肉食。また、成虫もアブラムシの分泌する甘い蜜を吸う。ゴイシシジミはササとアブラムシから縁が切れません。

キタテハ

これまで不思議なほど真夏にキタテハを見た記憶はなく、薄暗い森で見つけたキタテハは、遠くからみたとき別種のチョウかと思うようでした。

夏のキタテハが、見慣れたキタテハと雰囲気が違うのはこのところの猛暑の影響だろうか?

さぁ、秋型のキタテハはいつごろから見られるだろう。

サトクダマキモドキ(幼虫)

幼虫とは言っても背中には翅芽(将来成虫の翅になる部分)が現れているので成虫に近い(?)サトクダマキモドキです。それにしても、脚がどえらく長い。

静止画で見直しても、脚の長さはビックリですが、これだけ細く長いと脚を折ったりしないのだろうかと、妙な不安が心を過ります。

アップでとらえたサトクダマキモドキの眼は、成虫のいつも怒っている?ような眼つきに似ている。
そりゃあそうだわ。親子だもんね。

イチモンジチョウ

葉の上で翅を開いてお休み中のイチモンジチョウを見つけた。イチモンジチョウは黒地に白の一文字模様を持つタテハチョウの仲間。
よく似ているアサマイチモンジがいるが、メッタにお目にかからないので、たぶんイチモンジチョウかと・・・。

と言いつつ、ソッと図鑑を開くワタシです。
イチモンジチョウとアサマイチモンジ、ホントまぎらわしい。

アズマヒキガエル

雨上がり虫を探しに出かけたら、草むらからアズマヒキガエルがノソノソと登場。徒歩圏内でヒキガエルに会うのは珍しいので、さっそく撮影。
よく見るとヒキガエルの顔面にちっちゃなカタツムリの赤ちゃん。

ヒキガエルが容赦なく『パクッ』とカタツムリを食べてしまうのかと思ったら、そんな殺生はせず、カタツムリが口もとを歩こうが、目元を移動しようがヒキガエルはお構いなし。

数分後、ヒキガエルは出てきた草むらへ、足早に戻って行った。
その日は真夏日。

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