2025/08/29 野の虫

#アカボシゴマダラ #ルリタテハ #セグロベニトゲアシガ #オオシオカラトンボ #ミヤマカミキリ #ヒロオビトンボエダシャク

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラにまつわる話題は多い。今さらですが、ネット界では炎上レベル?
手持ちの図鑑では準絶滅危惧種のアカボシゴマダラと特定外来生物としてのアカボシゴマダラが掲載されているが、解説文はともかく画像の赤斑列の大きさなどを比較していると自分が撮ったのは『さて、どっちなの?』と思う。

この夏は何度もアカボシゴマダラを見た。これまでは森で”チラリ”と見かける程度だったのが、7月初めごろから森を歩けばアカボシゴマダラという状態。かなり多過ぎ!?

樹液に夢中になるアカボシゴマダラは、ワタシは初見。
ふだんは警戒心バリバリなチョウと思っていたが、吸蜜中のアカボシゴマダラからは防衛バリアがほぼ消えているようです。

樹液が切れた様子はないけれど、8月半ば以降、ピタリとアカボシゴマダラの姿を見かけなくなった。
季節的にこんなコトってないと思うのだけれど・・・猛暑が関係してるのだろうか?

ルリタテハ

ルリタテハの翅裏はなんとも渋い枯れ葉模様。閉じた翅はまるで樹木の表皮。まして薄暗い森だと、ルリタテハは木にとけ込んでしまったように見えなくなる。

藍色がとても美しいルリタテハの翅の表はもちろ魅力的。
いつもは開いた翅を正面から撮っているので、今回は真横から撮ってみましたが、さて。

セグロベニトゲアシガ

クマザサの上にいる姿を遠目に観たとき勝手に『ハデな色で威嚇してるような甲虫がいる』と思った。

でも近づいてみると『甲虫?』から『何コレ?』に変わり、後で調べセグロベニトゲアシガと知った。ワタシにとってセグロベニトゲアシガはまさかの『蛾』です。

威嚇しているような格好は発達した後脚を立てて止まっているためで、威嚇行動ではなかったようです。

オオシオカラトンボ

森からの帰り道。日陰になっている道端の枯れ枝に止まっては飛び上がり、再び同じ枝に止まることをくり返すメスのオオシオカラトンボに出会った。

水のない浅い側溝はあるけれど、近くに水辺はない。トンボの種類にもよるが、シオカラトンボと違いオオシオカラトンボは水辺側の活動が多いはず?

オオシオカラトンボは日陰がお気に入りですが、このときほかにトンボの姿はみあたりませんでした。

あとから調べてみたも、このとき出会ったオオシオカラトンボの行動が何を意味していたのか、いまのところワタシには判りません。

ミヤマカミキリ

大柄なミヤマカミキリですが、ワタシは初見です。
正直『このサイズのカミキリムシをこれまで見逃していた!?』と驚いた。

カミキリムシのアゴはいずれも咬まれらヤバそうなのですが、ミヤマカミキリのアゴはまさにオオアゴ。
カミキリムシの歯は鋭いだけでなくノコギリ状になっていて、複雑な傷になるそうです。ワタシは出血するほど強くカミキリムシに咬まれたことはないが、昔、工具のノコギリで身体を切ってしまったことがある。その痛い経験から言えば「ノコギリの傷は浅くとも痛く」傷跡も独特なカタチになります。

森の木の幹にはカミキリムシの歯形が多くみられますが、ミヤマカミキリのようなオオアゴなら木の幹に残された大きめの歯形も納得です。クマの引っかき傷ではないと思います・・・。

ヒロオビトンボエダシャク

たまにみかけるヒロオビトンボエダシャクがグッタリした様子で宙ぶらりんになっていた。翅にはクモの糸が絡まり、糸の上部にはオオトリノフンダマシが獲物の様子を監視するように鎮座していた。

近づいてみて、どう見ても死んでいるものと思ったが、口吻が微妙に収縮し、直後、死にものぐるいで翅をバタバタ動かし始めた。
暴れること数分、ヒロオビトンボエダシャクは絡まっていたクモの糸から奇跡的に解放されました。

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