#エゴヒゲナガゾウムシ #ホソヘリカメムシ #ヒメホシカメムシ #アカスジキンカメムシ #キボシアシナガバチ
エゴヒゲナガゾウムシ
エゴヒゲナガゾウムシは別名『ウシヅラヒゲナガゾウムシ』とも呼ばれる。牛に似ているか否かは別として、エゴヒゲナガゾウムシは左右に突き出た突起の先端に眼が付いていて、個性的な顔立ちをしている。
今回アップの画像はすべてメス。去年も今年もオスの姿をみていない。これまでオスは産卵するメスの近くで産卵に立ち会っているはずだったのだが、このごろのオスは産卵の立ち会いはしないようだ･･･？
左の画像は産卵中の様子。右は産卵後すぐに続けて産卵の準備でエゴの実に穴を掘り始めたメス。
固いエゴの実に穴をあけるのは体力を要する仕事。母エゴヒゲナガゾウムシは強し!!
最後は、産卵済みのエゴの実（右側）と次の産卵用の穴を掘っているメスの画像。
ホソヘリカメムシ
ホソヘリカメムシの幼虫は馴染みのクロヤマアリによく似ているそうだが、ワタシは実際にその幼虫を見ていない（気づいていない!?）。
炎天下、ホソヘリカメムシが葉の上で身繕い。注射針のような口針に適量の水滴を出しながら器用に脚で水をすくい取り、要所要所に撫でつける。
脚の動きも見事だが、撫でつける場所によって調整しているのだろうか、口針に出される水滴の量も『絶妙』としか言いようがないほど微調整され、出てくる。
ヒメホシカメムシ
赤褐色のはねに黒い紋があるヒメホシカメムシを見つけた。同じような色合いの少し大きめのオオホシカメムシがいますが、黒い紋大きさ（割合）からヒメホシカメムシに間違いないでしょう。
ヒメホシカメムシに限らないが、昨今、図鑑などの情報に掲載されている見られる時期（出現期）と実際に観察できる期間や時期にはかなり誤差が生じている。多くの”出現期”の解説には一応『場所やその年による違い』と記載してはあるけれど、昨今の気候変動による影響を考えると実に悩ましい問題です。
手持ちの図鑑によるとヒメホシカメムシの出現期は4～10月と記載されています。ワタシの場合、今年の出会いは5月初め、最後に見たのは8月半ばで、この日以降ピタッと姿を見ていない・・・。
アカスジキンカメムシ
暑さの最中に唐突に現れたアカスジキンカメムシ。
コロコロ太り気味でソワソワしていると思ったら、愛想なくサッサと飛び去った。
アカスジキンカメムシの産卵時期は漠然と『夏から秋』という情報はあるが、もし、この日出会ったアカスジキンカメムシがこの直後に産卵したとすれば、14個の卵はすでに孵化したはず･･･。
森へ行き運が良ければ1齢、あるいはもう少し成長したアカスジキンカメムシの幼虫たちに会うことができるかも知れない!?
このときのアカスジキンカメムシが産卵間際のアカスジキンカメムシだったらのお話しです。
キボシアシナガバチ
偶然見つけた巣のサナギ室蓋部分が黄緑色のキボシアシナガバチの巣では子育て真っ最中。
キボシアシナガバチは漢字で”黄星脚長蜂”と書きます。ちなみに、サナギ室の蓋は幼虫が黄緑色の糸を吐き出し自ら作る。セルフ・カバーってヤツです。
巣や幼虫の世話はメス（頭楯が黄色）の働きバチの仕事。よって、オス（頭楯が白）は仕事がないため、巣の見張りをしているポーズで日がな一日を過ごす。
営巣場所は人が多く通る道ばたの葉の裏。屈み込まなければ見えない場所だったが、巣への出入りを気づかれてしまえば、ほぼ確実に撤去対象になってしまう。ハチが小さいとか、毒性が弱いとかは撤去対象外の理由にならない。
発見から約三週間後、空になったキボシアシナガバチの巣が葉の裏にそのまま残っていた。
おそらく無事巣立ったのでしょう。
キボシアシナガバチは同じ場所に営巣するそうです。問題は来年かな。
