2025/08/08 野の鳥・野の虫

#アオバズク #スミナガシ #ウズラカメムシ #ヤハズハエトリ #アシグロツユムシ(幼虫) #マダラアシゾウムシ

アオバズク

森でアオバズクの巣立ちを観察するようになったのはここ数年のこと。
この夏も無事アオバズクの幼鳥が巣立ちました。

誕生する幼鳥の数は、ワタシが知る限りだと多い年で四羽、少ないと二羽と年によって違いはありますが、今回は三羽でした。

今、気がかりなのはアオバズクが営巣する樹洞の傷み。営巣木が樹齢何年になるのかは知らないが、この樹での営巣は今年が最後になるのではと、毎年思うぐらいヒドい状態になっている。

ねぐらだけなら大きめの樹林があればよいという説もあるけれど、繁殖・子育てに樹洞は不可欠。
アオバズクの未来はどうなるのだろう。

スミナガシ

森の中を探し回っても見つけられなかったスミナガシを日陰になった車道で見つけた。車道と言っても、幸いな?ことに端の部分に放置された獸糞の上💩v

スミナガシはもちろん樹液も吸うが、やはり獸糞が好みらしい。

墨流し(スミナガシ)はそのネーミングも色合いの渋さも魅力的だが、獸糞の吸汁姿を見てしまうと興ざめする方も多いそうだ。

スミナガシの幼虫は写真や図鑑で見ただけですが、実に不思議なカタチをしている。
スミナガシは年2化(年2回発生)なので、これから秋にかけ出会える可能性はあるけれど、成虫すら簡単に見つけられないのだから、幼虫探しの難易度はさらに高い(^_^;)

ウズラカメムシ

ウズラカメムシは外見がウズラの卵の模様に似ていることからつけられた名前らしいが、とがった頭部が特徴的なカワイいらしいカメムシ。小ぶりな幼虫はさらにカワユイ。

一般的に種類を問わず、カメムシをカワイいと言うとひんしゅくを買う。まして、イネの穂に害をもたらすとなれば時節柄おいそれと口にはできない。
そうは言っても、このフォルムはたまらん・・・

他のカメムシも同じですが、ウズラカメムシも人の気配や危険を感じると葉の裏や茎の反対側に回り込む習性があります。自分の身は自分で守る。当たり前のことです。

上の画像ではわからかったですが、ウズラカメムシの触角は赤い派手さはないけれどコレもウズラカメムシのチャームポイントかも。

ヤハズハエトリ

『オッス!!』とか『こんちは!!』と言ってるように見えるヤハズハエトリですが、彼はそれほど愛想のイイヤツじゃない。

上の画像も下の画像もオス。ヤハズハエトリは腹部が細長いためか、他のハエトリグモと比べ見かけが大きく見える。白と黒と言う色合いも、自然界の中ではよく目立つ。

さて、ここからは亜成体(成体と幼生の間)のヤハズハエトリ(オス)。
初めて見たときは”別種”かと思いました。なお、一枚目は捕食中でしたので獲物(おそらくアシナガバエの一種)も映っている。

ヤハズハエトリ。亜成体の方が見かけがイイと思うのはワタシだけだろうか。

アシグロツユムシ(幼虫)

キリギリスの仲間のアシグロツユムシは肉食系。でも、幼虫は花びらや花粉を食べます。

幼虫なのに後ろ脚の長さは成虫並みに長~い。
けれど動作は異様に遅い!! 遅すぎると思うぐらい超~スロー。

それにしても、これほど美味しそうに花粉を食するアシグロツユムシは”初見”です。

「それが何か?」

マダラアシゾウムシ

手すりのトラロープの上に、粗めのハニーローストをからめたようヤツが歩いている。
(※あまり美味しそうには見えない)

ゾウムシのようだが、見なれたゾウムシとはルックスが少々違う。全身コブでボコボコ。
帰宅し、図鑑で調べマダラアシゾウムシだと言うことを知ったが、特に珍しいゾウムシではないらしい。

ゾウムシは日本だけでおよそ1400種。世界には6万種以上のゾウムシがいて、現在でも日々新種が発見されているらしい。

さて、これまでワタシは何種類のゾウムシをみてきたろう・・・。

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