#サカハチチョウ #アカタテハ #クロヒカゲ #コミスジ #ウラギンシジミ #ヤマガラ
サカハチチョウ
9月初旬、遅まきながら夏型のサカハチチョウを探しに出かけたが、拍子抜けするほど早く目の前にお目当ての夏型サカハチチョウが現れた。

チョウの仲間は種類によって春と夏に色が変わったり、模様が変わることは珍しくはないけれど、これほど色や模様が変わると、これが同じチョウなのかと疑ってしまう。
ちなみに左の画像は春型、右側が夏型のサカハチチョウ。


サカハチチョウのネーミングの由来は春型と夏型、どちらにもある翅の表の斜め線が”逆の八”であることによります。
それにしても、春型は赤と黒で、夏型は白と黒。これだけ違うに色変わると、本当に別のチョウのよう。
夏型は汗の臭いが好だとは聞いていたが、どうやらワタシも三脚もかなり汗臭いようだ・・・。
今回、最初に飛んで来た姿をみたとき、その白い一筋の『白いライン』を見てイチモンジチョウと思いこみ、夏型のサカハチチョウとはまったく気づかなかった。
恥ずかしながら『白いラインばかりが目に入り込み』オレンジ色が目にまったく写っていませんでした。
アカタテハ
翅を閉じていても鮮やかな色合いのアカタテハは個性的。
裏の色合いは枯れ葉ぽいというものの、そのカラフルなパターンは翅を閉じて止まると、樹に同化して見えなくなってしまうルリタテハなどのチョウとは一千を画す美しさ。




クロヒカゲ
クロヒカゲの名前の由来は見た目通り”黒っぽい”からとシンプル。そのまんまです。
黒っぽいクロヒカゲは日陰や暗いところが好き。そして、俊敏に飛ぶこともあってほぼ飛行する姿をカメラに収めることは難しい。よって、撮影は地面や葉の上などにクロヒカゲが止まった姿が多くなる・・・。

コミスジ
込み入った模様で紛らわしいチョウが多い中、コレならシンプルに『判ります』と即答したいところですが、羽を広げ止まる濃い茶色地に白い三本の帯のチョウ。『ハテ~~!?』
ぱっと見、ワタシはこのチョウがコミスジかミスジチョウなのか一目で見きわめることはできません。



ウラギンシジミ
翅の裏面が銀白色、表面の色はオスがオレンジ色でメスは青白色の紋をしたウラギンシジミを多く見る季節になりました。
直射日光を巧みに避けるように飛びまわっているように見えたものの、一見”冬向きの”厚ぼったい感じの翅を持ったウラギンシジミが、不似合いな真夏の暑すぎる炎天下に飛んでいる姿を何度か見かけた。

8月末から9月は、5月に次ぐウラギンシジミ第2化の産卵時期。この夏の暑さがどう影響するか気になるところです。

ヤマガラ
ヤマガラは四季を通して森のお馴染みさんだが、この夏の猛暑でどこかへ避暑に行ってしまったのかと思うくらい、6月に幼鳥を観てからすっかりご無沙汰していた。

若鳥だろうか、ひょっこり茂みから姿を現したヤマガラ。

少しこちらの様子をうかがうようにしていたが、チラリとワタシの方を見て、再びサッサと茂みの中へ消えました。


