#カケス #アカボシゴマダラ #クサギカメムシ #マネキグモ
カケス
例年だと9月末か10月初めにやって来るカケス(ワタシは ” 郡長さん ” と呼んでいる)を、今年は10日前に姿を見た。

森に着いてしばらくは警戒心が強く近寄れないが、今回は思いのほか接近できた。森を歩くヒトも少なく、ヒトの気配がなかったのが幸いしたようだ (^_-)?

数年前、素早く動く被写体が苦手なワタシが夢中になった、ドングリを咥えて飛ぶカケスの姿の撮影にまた挑戦できるだろうか 🤔

アカボシゴマダラ
タテハチョウの多くが姿を消す中、見なれないチョウが樹液をさかんに吸っている。この森でアカボシゴマダラに出会えるとは思ってもいなかったので『まさか!?』の出来事。



この日は二頭のアカボシゴマダラを見たが、さすがにツーショットのシーンは撮れなかった (:_;)
クサギカメムシ 孵化
クズの葉にクサギカメムシの卵を見つけ、持ち帰った。カメムシの場合、一度の産卵数はアカスジキンカメムシは14個、クサギカメムシは28個と種類により決まっている。しかし、持ち帰った卵の数は27個 。 見つけた時点の画像も見返したが数は27個 でやはり1個足りない。また、この画像では二個が黒っぽくなりしぼんでいるが、発見時はしぼんではいたが色は黒ずんではいなかった。産卵の後、何んらかの異変があったのだろう (◎-◎;)
よって、健全と思われる卵の数は25個。
卵の表面に三角形のロゴのようものが見えるが、これは ” 卵破砕器 ” と呼ばれる、クサギカメムシの幼虫が孵化の際に卵から抜け出すために使う必須アイテム。[※詳しくは図鑑やネットでお調べくださいね]
孵化したあとには ” 卵破砕器 ” の黒々した形が露出しているのがハッキリ見えます。
今回は採取した翌々日の早朝に孵化始まり、気づいたら二番目の画像状態。残念ながら期待した1齢幼虫が卵から抜け出す様子はまったく撮れず 😓
孵化から数時間経過。幼虫の色合いが淡い黄色からオレンジ色に変わった。
このとき数えた幼虫の数は23から24匹。どう数えても1匹足りない ⁉️



4日目の朝、ワタシが起きた時間には1齢幼虫から2齢幼虫への脱皮がすでに始まっていて、カメラをセットしている間にもポコポコ(まさにそんな感じの信じられないハイペース)と2齢幼虫に変身。淡いエビのような紅白の身体は一時間もしないうちに色が黒ずみ、午後には全身黒づくめのトゲトゲ2齢幼虫24匹が勢ぞろいした。(なぜか、やっぱり一匹足りない😨)





次の動画は1齢幼虫から2齢幼虫への脱皮の様子。[4倍速]
1齢幼虫のときは卵を囲むようにお行儀良く並んでいるが、2齢幼虫になるとバラバラにこそならないものの、葉の裏表などに散ってしまう。1齢幼虫は節食しないが、2齢幼虫になると節食のため動き回る範囲が広まるからだろうか。
卵の採取から8日目の朝、2齢幼虫を入れた虫かごを持って森へ。24匹のクサギカメムシの幼虫たちに別れを告げた✋
マネキグモ
ツツジの葉についた棒状のものが風に揺れていた。
視力が日々落ちているワタシにとって、マネキグモとの出会いはまさに奇跡。『木の枝?』と思って近づくと、ストンと落ちるように視界から消えた。地面へ落ちたのかと思ったら、ワタシの腰の高さあたりでブラブラ揺れている。そこでようやくこれがクモ(マネキグモ)であることに気づいた。マネキグモは落ちたり動いたりしなければ、どうみても ” ただの棒 ” だ。
四枚の画像を並べました。
一番目はどうみても『ただの棒』ですが、ジッと見ているとソロリそろりと動き始めました (^_^)v




ちなみに、次の画像はマネキグモの前側。どうです、眼がわかりますか 👀
多くのクモの眼は8個ですが、マネキグモの眼の数は4個と少なめ 👀👀。
もっとも眼のないクモもいますし、また眼の数が多ければ良いというものでもないそうです。

マネキグモ。身近にいるのですが、なかなか出会えないクモかも知れません。
▼[2倍速]