#ウラナミシジミ #モモスズメ #フキバッタの仲間 #クルマバッタモドキ #サトクダマキモドキ #ヤマガラ
ウラナミシジミ
雨上がり水たまりに群れるウラナミシジミを見たことはありましたが、今回は数的にも以前見た数より圧倒的に多く、密集している群れを見つけた。ただ、マクロレンズで撮ろうと近づきすぎたため、せっかくの群が蜘蛛の子を散らすように?”散らばって”しまった。

時間が経てば、最初に見つけた時の状態に戻るだろうと思い、石のようにジッと待ったが、そう甘くはなかった。
一度散った群れは、簡単に戻らないことを実感?しました。
それにしても、このウラナミシジミの群れの目的は何だったのだろうか?給水ではなくミネラル補充?みたところオスが多いようでした。
全体を撮ってから近づいて撮れば良いものを、せっかちなワタシはいつも一気に接近戦を試みて失敗する。
また、やっちまいました・・・。

モモスズメ
少し前にトビイロスズメの幼虫を見つけた同じ場所でモモスズメの幼虫を見つけた。色合いはトビイロスズメの幼虫と同じだが、ちょっと小ぶりで、頭部が縦長三角形なので、すぐにモモスズメの幼虫だとわかった。

モモスズメに限らないが、ガの幼虫はいろいろ目に触れる機会は多いが、成虫を身近に見ることは意外と少ない。実際は遠目に見ているのかも知れないが、ワタシには『幼虫=成虫』と結びつける知識がほとんどない。
ちなみにモモスズメというネーミングが気になったのでネットで調べてみた。後ろの翅の色がモモイロなことが名前の由来と書いてあった。さらに、モモスズメの幼虫は桃の葉を食べることに由来する節もあるとあったが、幼虫はモモのほか、ウメ、サクラ、ビワ、リンゴ、アンズ、,ナシなどの葉を食べるそうなので”モモの葉説”は無理がある。


フキバッタの仲間
フキバッタ。ワカル方がご覧になれば即識別できるのでしょうが、ワタシはフキバッタはすべて”フキバッタの仲間”としています。図鑑を開いてみても、どうにもわからないのです。
手持ちの図書の中で、バッタに関する図鑑が一番活かされていない。

○○フキバッタとハッキリ言えれば本当にスッキリするのに・・・。

フキバッタは跳べますが、飛ぶことはできません。たぶん。
クルマバッタモドキ
これはクルマバッタモドキです。クルマバッタじゃないのと言われると『・・・』となりそうですが、頭の後ろ部分の形がほぼ直線的なのと、目(複眼)の形が丸い(まん丸?)なので、コレはクルマバッタモドキです!
ちなみに、クルマバッタの頭の後ろ部分は丸く盛り上がっていて、目の形は「ティアドロップ」、すなわちドロップのような形をしています。

画像のクルマバッタモドキは褐色ですが、緑色をしたクルマバッタモドキもいます。なお、クルマバッタも同じように褐色型と緑色型があります。

話は前後しますが、クルマバッタモドキは原っぱで跳んで着地をくり返しますが、着地するたび、歩いて移動するたびに口に触れる草を食べている。手当たり次第、いや、口当たり次第に!?
バッタが大量発生し集団で移動する『片道切符の移動』の後は、緑が食い尽くされ無くなると聞いた記憶があるのですが、クルマバッタモドキのこの姿を見て『片道切符の移動』を妙に納得してしまいました。
サトクダマキモドキ
鬱蒼と木々に覆われた場所で、ジッと葉に止まって動かないサトクダマキモドキを見つけた。形がよく似たヤマクダマキモドキがいるが、ヤマは前脚が赤紫色、サトクダマキモドキの前脚は緑色なので、パッと見ただけでどのクダマキなのか区別できます。

ヤマクダマキモドキは名前から山地に、サトクダマキモドキは平地にいるのかと思ってしまうが、実際は丘陵地や沿岸部の平地ではヤマクダマキモドキと混生することもあるので、必ずしも居た場所が山地・平地だけで見分けることは難しいようです。

サトクダマキモドキの眼の色を確かめたいと顔をアップで撮りました。しかし、ストロボ撮影した画像だと眼の色が変わってしまうのでわからず、動画も撮って眼の色を確かめようとしましたが、周囲が暗かったこともあり、どうにもハッキリしません。
次のシーズン、もう少し明るい場所でリベンジしたいと思います。
ヤマガラ
いつも困ったときのヤマガラと、探しましたが見つけられず、結局いつものエゴの木の下で待機。

エゴの実大好きなヤマガラですが、今シーズンはエゴの木に飛来するヤマガラの数がかなり少ないのが気になった。
ワタシの心配は無用だったようで、撮影から一週間後エゴの木を見に行くと、エゴの実はほとんどなくなっていました。もっとも、全部をヤマガラが食べたとは限らないのですが・・・。



