#マガタマハンミョウ #ニワハンミョウ #ハイイロハネカクシ #アオハムシダマシ #ヒガシマルムネジョウカイ #オジロアシナガゾウムシ
マガタマハンミョウ
暑くなり始めた簡易舗装の道路を歩いていると、小さな生きものの気配😅?
もしやと思いソッと屈み込んでみると大きな厳ついアゴ。『ハンミョウ』です。

ハンミョウはくるりと向きを変え、逃げの態勢に。ここで飛んで逃げられるかと思っていたら『飛ばない』。
これはマガタマハンミョウ?

ハンミョウの仲間はいずれも15~20ミリ程度の大きさで、飛んで移動するが、マガタマハンミョウは後翅が退化し飛べない。

マガタマハンミョウは飛べないけれど敏速。道路では見えてたが、道路わきに逃げ込むと周囲に同化し、あれよあれよと言う間に見失ってしまった🥵

ニワハンミョウ
これまで『庭』ではみたことがないけれど、ニワハンミョウはいろいろな場所で見かけることの多いハンミョウ。

日本には20数種のハンミョウが存在しますが、ニワハンミョウは個体数の多さではベスト4に入る。

ご存じの通りハンミョウは肉食。
冗談にもあの大きなアゴで噛まれたくはない😱

カラフルで美しい金属光沢のハンミョウもいるが、ステルス戦闘機を連想させるマットなニワハンミョウは小柄ながら凄みがあります。

ハイイロハネカクシ
道路わきの葉の上で触角を折りたたみ、体を反らせジッとしている姿を見つけたとき、てっきり『死んでいる!?』ものと思い込んで、複数の角度から写真に収めていると”ピクリ”と腹端が動いた‼️

『えっ!? コイツ生きてる!?』
ハイイロハネカクシが触角を折りたたみ、体を反らせるポーズはなぜか擬態の姿勢。動かないで死んでいると思わせたり、自分をゴミや糞のように見せかけ、近づいてくる虫を捕食するハネカクシの作戦らしい🥶!!

ハネカクシの仲間はみな凶暴で肉食。そ・し・て、ハネカクシは危険を感じるとソロリと動き始め、逃げの体制に入る。
今回、ワタシが死んでいたと思い込んでいたハイイロハネカクシは『アッという間』に、飛んで逃げてしまいました。
そう、ハイイロハネカクシは飛べるんです✈️
小さな上翅の下に後翅を隠していて、短い距離ですが飛ぶのです。
アオハムシダマシ
この季節に出会うお馴染みさん。メタリックでキレイなスタイルなのに、なぜかいつも挙動不審な動きのアオハムシダマシ。

話題は変わるが、先日投稿したナナフシモドキの『モドキ』やアオハムシダマシの『ダマシ』っていったい何なのだろうと疑問が浮かぶ。
『ダマシ』や『モドキ』が付くネーミングは、簡単に言ってしまうと、新しい種類が発見されたとき『よく似た虫=オリジナル』が既に存在すると『よく似た虫』の名前の後ろに『ダマシ』や『モドキ』を付けるというルールによるもの。とは言っても『ダマシやモドキ』も、どちらも『ニセモノ』の意味合いです。

新種発見が優先されるネーミングのルール。人間に発見されるタイミングでその虫の運命(ネーミング)が決まるのです。
それにしても『モドキ』はともかく『ダマシ』というネーミングはなんとも心証がよろしくない。
ヒガシマルムネジョウカイ
ジョウカイの仲間はやたら多いけれど、ヒガシマルムネジョウカイには初めてお目にかかった。
ガッシリしたスタイル、そしてなんといっても丸い前胸部が印象的なジョウカイ。
春から夏、このタイプの甲虫を見つけるたび『また、ジョウカイ(ジョウカイボン)⁉️』とウンザリしてしまうのだが、たまに初対面のジョウカイが登場してくれるとうれしくなります。

オジロアシナガゾウムシ
パンダカラーのオジロアシナガゾウムシは死んだフリの名人。
死んだフリから復活しても、風で葉が振動すると、再び擬死行動。
風が吹く限りオジロアシナガゾウムシは生き返れない(^_^)?
オジロアシナガゾウムシの死んだフリ時間は数分から数十分。死んだフリの観察もイイですが、いたって小振りなオジロアシナガゾウムシの仕草を間近で眺めるのも楽しいですよ👌





